2 「工程にわたって減損が生じるケースの総合原価計算モデル」(査読付)
日本管理会計学会『管理会計学』
第14巻
第1号
伝統的方法のフレームワークにおいて改訂先入先出法のもとで非度外視法を適用する場合に生じる減損に関して問題となりうる特性を検討し、精緻化された製品原価計算の新しい測定方法を提案している。この方法によると期首仕掛品から生じる減損および直接材料費の期末仕掛品のうち、次期の加工により減損となるべき原価を測定することができる。また加工費計算に関しても、加工時間を基準とした因果関係に基づいた製品原価を算定することができる。