8 多工程を対象とする単一工程総合原価計算
産業経理協会『産業経理』
第72巻
第3号
本論文は、多工程からなる生産活動を対象として、まず累加法および非累加法の構造と問題点を明らかにし、さらに原価計算上、複数の工程を単一工程とみなす総合原価計算方式(多工程通算法)を提案し、その特性を一般式により明らかにしている。この一般式によれば企業の生産活動の実態をより一層、的確に把握することができ、この結果得られる経営情報は、経営者の意思決定の判断材料となりうる。