アルキメデスの平面充填形を構成する辺の特性と用いた新たな平面充填形の生成方法に関する研究
共立女子短期大学生活科学科紀要
平面充填とは,二次元平面を単数もしくは複数の図形で隙間なく敷き詰める操作であり,タイリング(tiling)またはテセレーション(tessellation)とも呼ばれる。幾何学図形を用いた平面充填の組合せは,多くの数学者等の研究対象となっており,様々な平面充填形パターンが提示されてきた。本研究では,基本的な平面充填形であるアルキメデスの平面充填形を構成する図形の頂点と辺に着目し,これらを部分的に抜き取り図形として扱うことで,新たな平面充填の展開方法を提示する。