The noveI roles of I iver for compensation of insulin resistance in human growth hormone transgenic rats.
Endocrinology 147巻、11号、5374-5384頁
147巻
11号
成長ホルモン(GH)の分泌量が恒常的に高いトランスジェニック(GHTG)ラットは、野生型のラットに比ぺ、血中インスリン濃度が高 いが、血糖値は正常値を示した。 その際、筋肉と脂肪での糖取り込 みの減少と、肝臓の糖取り込み量の増加が観察された。また、GHTG ラットの肝臓では、グリコーゲン 合成経路の活性が上昇し、脂肪蓄積量が増加していた。このことから、肝臓が、筋肉と脂肪のインスリン応答性の減弱を補償するという機構が働くという仮説を立てた。