Nonredundant function of phosphodiesterases 4D and 48 in neutrophi I recruitment to the site of inflammation.
The Journal of Immunology 173巻、12号、7531-7538頁
173巻
12号
cAMP濃度を制御するホスホジエステラーゼPDE4BのKOマウスおよびPDE4DのKOマウスに慢性閉塞性肺疾患(COPD)を誘導後、各PDE4遺伝子欠損が炎症の強度に与える影響を調べた。この結果、両KOマウスにおいてCOPD発症時に生じる気管支肺胞における炎症が減弱していたが、好中球のケモカインに応答した走化性やB2インテグリン発現量の低下に起因していることが分かった。これにより、COPDの改善にPDE4B及び4Dの阻害が有効であることが示された。