(A) 岡田商事に対する企業研修用のSCMに関する講義資料:講義受講者が経営学の知識を有さない民間企業(商社)の方であることを踏まえ、①経営学初心者であっても理解しやすい内容であること、②講義内容を実践に移すことができるような内容であること、③受講者のエンゲージメントを高めること、の3点を工夫し、パワーポイント資料を作成した。①SCMの考え方を基礎からわかりやすく伝えるために、受講者にとって身近な事象を取り入れながら学術的な内容を説明する。また、自身の研究領域であり、講義受講者にとっても身近なアパレル産業における具体的な事例(ZARA、ユニクロのSCMの違いの紹介)を紹介することで、SCMが実務社会でどのように生かされているのかイメージしやすいような工夫をする。②講義受講者の企業がどのようなSCを構築しているのか、SCMにおいてどのような問題を抱えているのか、などの問いかけを行い、適宜ディスカッションを取り入れることで、講義受講後に講義内容を自社で実践に移すことができるような工夫を行う。③適宜問いかけを行なった
り、講義受講者が自ら手を動かして作業するパートを設けることで授業へのエンゲージメントを高める工夫を行う。このように自身は講義受講者の特性に応じて適切な講義資料を作成する能力を有する。