瞬時周波数アトラクタに基づく正弦波分析合成法
電子情報通信学会技術報告,龍谷大,SP2002- 169(2003-01)
IFアトラクタに基づく正弦波合成法を提案する。瞬時周波数アトラクタ軌道から正弦波成分を生成することで直接、正弦波合成が行えることを示した。正弦波の位相補正手法、および時間軸伸縮分析を適用することにより、合成音の音質を向上させ る。実験による評価において、合成音の品質はほぼ元音声と同じものが得られた。また、位相ボコーダなどの従来法において生じる残響音を、ほぼ完全に抑えることができた. (阿部敏彦,誉田雅彰)