思春期・青年期にある炎症性腸疾患患者と家族の体験に関する国内文献の検討 (査読有)
日本赤十字看護学会誌
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2007~2023年までの国内における思春期・青年期のIBD患者と家族の体験に関する研究論文11文献を検討し,その特徴と必要な支援を明らかにすることを目的に文献検討を行った.その結果, 思春期・青年期のIBD患者の体験は日常的にある症状による辛さ,学校生活における困難さと辛さ,日々繰り返される療養行動,病気を抱えながら生活する思い,ソーシャルサポートに分類され,家族の体験は,母親の心情,子どもの病気に自ら取り組む,他者からのサポートに分類された.