米国環境政策をめぐる住民投票に関する考察(1)
『共立国際文化』(第16号)
アメリカ合衆国においては、州民の投票により立法を行うイニシャティブの制度が多数の州で採用されており、環境保護関係の立法に関する住民投票も少なくない。住民投票による立法は合理的な政策に結びつくか否かの論争に貢献することを目指し、環境政策をめぐる住民投票のいくつかのケーススタディーを行い、フロリダ州の事例で州の群ごとの投票結果と住民の学歴構成の統計的相関を明らかにするなど、一定の成果を得られた。 p41.-p.54