1992年アメリカ大統領選挙における民主党得票率増加に対する有権者高学歴層の寄与に関する分析
『東京大学アメリカン・スタディーズ』第1号
アメリカ合衆国の1992年大統領選挙において民主党のクリントンが勝利した要因を分析した研究。報道機関が共同で実施する出口調査(VRS調査)のクロス表および全米の群(county)ごとの得票結果の統計分析を通じて、1988年の大統領選挙と比較して、大量の高学歴層の票が民主党に流れたことが、クリントンの勝因のひとつであったことを明らかにした。また、別添資料として各種世論調査等の精度の問題などについても論じた。pp.139-156.