科研研究費基盤研究(A)成果報告2017〜2019年度 研究課題番号17H00814 の研究成果報告としてWeb公開
研究代表者:山口庸子
研究分担者 :天木 桂子 岩手大学, 教育学部, 教授、後藤 景子 奈良工業高等専門学校, 校長, 校長、田川 由美子 大阪産業大学, 経営学部, 教授
大矢 勝 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授、木村 美智子 茨城大学, 教育学部, 教授、増子 富美 日本女子大学, 家政学部, 研究員
下村 久美子 昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授、安川 あけみ 弘前大学, 教育学部, 教授、榎本 一郎 日本女子大学, 家政学部, 教授
森田 みゆき 東京学芸大学, 教育学部, 研究員、伊村 くらら お茶の水女子大学, 基幹研究院, 講師
研究費:35,880千円 (直接経費: 27,600千円、間接経費: 8,280千円)
研究成果概要:高機能付与と環境負荷の削減が同時に行える「繊維処理システム」の開発に向けて,ファインバブル(FB)水の機能・メカニズムの解明,FB水の活用場面を「すすぎ工程」「洗浄工程」「よごれの分解・漂白工程」「染色・加工工程」について検討した。
撹拌を伴う定間隔連続測定のレーザー回析・散乱法によりFB水の安定した測定を確認できた。また、新たな洗浄液の検討から,すすぎにFB水を用い,すすぎ過程での汚れの脱離促進と界面活性剤の残留量低減を確認した。水晶振動子法やFT-IRを用いた測定からオレイン酸等の除去効果を確認した。さらに、FB水を活用した染色では濃色化や天然染料の染色が有効性であることが分かった。