ライフサイクル思考を導入した家庭科教育の支援に向けて、家庭科教育、特に「被服管理」の現状を明らかにするために、中学校・高等学校の家庭科教員を対象に調査を実施した。その結果、家庭科における被服系授業の実施割合は中学校では高く、必修単位時数を考慮すると、高等学校に比べて中学校の被服系授業の時数は平均して多く実施されていた。衣生活を環境負荷削減の視点から見直すような教育の導入では、環境問題への意識啓発の視点からも高い支持が得られたが、その一方で授業時間の不足が指摘された。(ポスター発表)
共同発表者:○山口庸子、後藤景子、生野晴美、尾畑納子、多賀谷久子