本学学生の生活時間とエネルギー消費量の実態を2002年および2007に調査し、これを基にCO2排出量に換算することから、生活者の家庭における行動パターンがエネルギー消費量に及ぼす影響を明らかにした。4人世帯の在宅時の過し方は、学生が自室で過ごす「自室型」、居間で過ごす「居間型」、居間と自室で過ごす「中間型」に分類され、「自室型」のエネルギー消費量、特に消費電力量とガス使用量は、「居間型」よりも遥かに高い値を示した。その要因として冷暖房設備の使用状況、浴室用給湯設備の使用状況が挙げられた。また、LCI分析の結果からも家族団らんが家庭からのCO2排出量の削減に大きく寄与していることを示した。(ポスター発表)
共同発表者:○山口庸子、津田淑江、戸田泰男、永山升三