ライフサイクルアセスメント(LCA)の解析手法を用いて、乾燥方式の異なる新型の衣類乾燥機(ヒートポンプ乾燥方式)、従来型の洗濯乾燥機、ガス乾燥機と比較することから、環境負荷の少ない乾燥方法について検討した。衣類乾燥機の機種に関わらす、CO2排出量は製造段階よりも使用段階が高い値を示した。また、洗濯のみに比べて、乾燥処理による衣類の損傷は大きく、これによってCO2排出量も大きく増加することが判った。更に、低温短時間乾燥のヒートポンプ式洗濯乾燥機は、従来型の洗濯乾燥機に比べて省エネ、機械力が小さくいことから、CO2排出量は約半分に削減されることを示した。
発表要旨集pp.57-60
共同研究者:○山口庸子、土屋みさと、永山升三