The use of social LCA as an analytical tool to optimise home laundry in Japan（国際学会）

41st WFK International Detergency Conference　(於ドイツ・デュッセルドルフ）

家庭洗濯の環境負荷を評価する新たなアプローチとして、従来のISO-LCAに代わって提案してきた「ソーシャルＬＣＡ」手法を用いて、パルセータ式とドラム式の２種類の洗濯機を対象に、衣類の影響を含めて、環境負荷低減策を検討した。その結果、ドラム式洗濯機は洗濯時間の大幅な増加に伴い消費電力量は増加するものの、洗剤及び水の削減により、パルセータ式洗濯機とほぼ同一の二酸化炭素（ＣＯ2）排出量であることが判った。また、家庭で洗濯される衣類のＣＯ2排出量は、使用段階に排出されるＣＯ2排出量の３倍と非常に大きいことが判明した。このことから、機械力の異なる２種類の洗濯機の比較には、衣類に及ぼす機械力の影響を解析に含めることが重要と言える。（ポスター発表）
共同発表者：○山口庸子、土屋みさと、桑村典子、永山升三