生活者の家庭における過ごし方が、温室効果ガス(CO2)削減に及ぼす影響を明らかにするために、生活時間とエネルギー消費量(電気、ガス、水道の使用量)の実態を調査した。その結果、家庭における過ごし方は、学生が自室で過ごす(自室型)、居間で過ごす(居間型)、居間と自室で過ごす(中間型)に分類され、自室型のエネルギー消費量、特に消費電力量とガス使用量は、居間型よりも遥かに高い値を示すことを明らかにした。その要因として冷暖房設備の使用状況、浴室用給湯設備の使用状況が挙げられる。また、LCA解析の結果からも「家族団らん」が家庭からのCO2排出量の削減に大きく寄与していることが判った。(ポスター発表)
共同発表者:○山口庸子、津田淑江、戸田泰男、馬場紀子、永山升三