天然染料の染色性に関する研究(III)-染色堅ろう度性について-
相模女子大学紀要Vol.68B
タデアイの葉の採取部位、葉の採取時期によって、綿染色布の消費性能、各種堅ろう度がどのように異なるか検討した。その結果、綿布においても湿潤時の堅ろう度が低く、耐洗濯性も低く色移りし易いことを示した。また、耐光堅ろう度も劣り、青味の消失や退色を確認した。綿布の生葉染めは、絹以上に容易に使用できることを確認した。pp.75-80共著者:池田節子、山口庸子