洗浄研究の展望
共立女子大学総合文化研究所年報 第6号
従来の工学的研究手法に対して、ライフスタイルの変化や行動の変化を取り入れた学際的複合領域としての新たな洗浄研究について述べた。①洗浄研究の歴史、②家庭洗濯の現状と国際比較、③洗浄力評価の現状と問題点、④今後の洗浄研究の展開の4つを示した。今後の取り組みとして「持続可能な消費」の必要性を指摘した。更に、分析手法としてライフサイクルアセスメントによる環境影響評価やライフサイクルコスト(LCC)による経済的影響評価が重要なツールとなることを論じた。 pp.169-185 共著者:山口庸子 、永山升三