その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 池上 公平
氏名(カナ) イケガミ コウヘイ
氏名(英語) Ikegami Kohei
所属 大学 文芸
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

翻訳書、学会発表、講演、作品等の名称

ルネサンスの「風景画」

単・共の別

単著

発行又は発表の年月

1990/04

その他の分類

学会発表

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

イタリア言語・文化研究会(早稲田大学)

概要

西欧で風景画が独立したジャンルとして成立したのは16世紀、ルネサンスの時代といわれる。それには当時の古代文学の影響により、「風景だけで成り立つ絵」という概念が形成されたことが大きかったとされている。しかしそれと同時に、造形的なモデルの存在も大きな影響を持ったはずである。16世紀の風景表現の造形的な系譜を遡ってみると、14世紀中頃まで辿ることができる。風景画はここから始まり、アルプスの南と北に分かれてそれぞれに発展し、16世紀のジャンルとしての風景画の成立を準備したと思われる。