マイケル・バクサンドール著『ルネサンス絵画の社会史』Michael Baxandall, Painting and Experience in Fifteenth Century Italy
平凡社
絵画が孤立した存在ではなく、社会における人間の様々な活動と深く結びついていることを示す。とりわけ作品を見る人間の視覚的認知のカテゴリーが存在すること、そのカテゴリーがどのように形成されるかを論じるとともに、絵画制作のビジネスという側面にも光を当て、契約書の分析を行う。社会史的美術史のパイオニアと目される重要な研究。全305頁 共訳者篠塚二三男、石原宏、豊泉尚美。全ての訳文を全員で検討したので個人が担当した箇所はない。