教育方法の実践例

基本情報

氏名 杉村 使乃
氏名(カナ) スギムラ シノ
氏名(英語) Sugimura Shino
所属 大学 文芸
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

年月日(開始~終了)

2012/04 ~ 現在

事項

授業における「演劇的要素」の活用

概要

英米文学の演習・講義、英語の授業、大学生に必要な学習スキルを身に着ける初年次教育では、総合的なコミュニケーション、プレゼンテーション能力を開発するため、声や身体を効果的に使うことを意識した指導を行っている。舞台俳優などが練習として行うシアターゲーム(声や身体を使ったゲーム)などの演劇的要素をアレンジし、学生に実践させる。また、劇として会話を演じることによって、小説などの文学作品に関しても、英文の内容、文化背景などへの理解が深まる。このような教育における演劇の導入の方法の一つに「ドラマケーション」がある。これは、日本大学 文理学部教育学科教授 渡部淳教授を中心に開発されている。コミュニケーション能力と表現力を高めるための、演技・演劇によるプログラムと言える。英米文化・文学の授業や演習では、作品を演じるだけでなく、口頭発表などのプレゼンテーション活動の指導においても、声や身体を効果的に使えるよう、さまざまなトレーニングを授業に盛り込んでいる。こうした指導をより効果的に行うために、演出家鴻上尚史氏のワークショップ(H25年7月)に参加、また、ドラマケーションファシリテーター初級認定講座を修了し、初級資格を認定された(H25年8月)ドラマケーションファシリテーター初級認定講座終了、初級資格認定。(2013年8月25日)たミドルセックス大学(イギリス)でドラマ教育の指導にあたっているKenneth Taylor氏の指導を受けることができた。(H26年8月 於 東京)H26年10月13日には、演劇教育で長い歴史を持つ日本演劇教育連盟とタイアップした「演劇と教育セミナーin新潟」を開催し、演劇的要素を使った外国語教育、五感を使ったコミュニケーションのワークショップを企画・運営した。H25 年からは、新潟県立新発田高等学校にて、上記メソッドを活用したプレゼンテーション能力アップのセミナー(招聘講師)を連続して務めている。