女性自身の物語への再編 ――『ジェイン・エア』についての一考察
青山学院大学大学院文学研究科 英米文学専攻『論集』 第17号
第17号
シャーロット・ブロンテの『ジェイン・エア』(1847)は、既存の「妖精物語」、「殉教」の物語の枠組みや展開に抵抗し、ヒロインが自分の言葉で自分の人生を語るまでの過程のアレゴリーとして解釈することが可能であることを指摘。