本研究は、先行研究で実施してきたデニム / ジーンズに関する研究及びアパレル企業との接点を生かして産学 連携に取り組み、教育的効果を検証することを目的とする。企業と取り組む課題解決型授業は、専門的な知識の修得だけでなく、実業務の実態を得ることにより将来の目標を定める上でも教育効果の高い方法である結果を実証した。本研究結果においては、各企画内容の成果に差がつき、モチベーションや達成感にバラツキがみられたが、チームワーク、コミュニケーションの大事さなどについて考える場になったとする多数の意見を得ることができた。課題解決型の産学連携の取り組みは、通常の授業では学び得ない知識を学生に理解させるための有効な方法であることも明らかになった。