(日本感性工学会 学会誌)消費者インサイトと感性工学
日本感性工学会 感性工学 第11巻4号
消費者インサイトを探るためには、現在に至るまでに形成されてきた経験をふまえて内在している欲求を導きだす必要があり、方法論として参与観察やエスノグラフィ、アートグラフィの方法論が有効と考えられる根拠を事例として示した。加えて、数年間継続してきたファッション・ビジネスに関する調査・分析で、ファッション志向の推移の考察を行い、消費者の内在的な欲求を探るための方法論の一つとして、より精度の高いファッション企画の提案ができるという結論を導き出した。