2008年より実施している女子学生のファッション意識調査は、毎回リアルクローズファッションをベースに、関心を持つ雑誌&ブランドとの相関を考察しクラスター分析を行う。その事により毎年テイスト志向の分散及び変遷を垣間見る事が出来る。今回の分析では、2000年初めから二大潮流とされてきたクラスターの境界があいまいになってきている現象が見えている。購入ブランドや購読雑誌にこだわらない層が増えてきている。また一点ものにこだわり、古着を購入する頻度や層も拡大してきている。商品を購入する場として、今年度はインターネットの利用が顕著に表れてきた。今までに記載されていなかったサイトも目立ち、来年度からの研究課題の発見にもつながった。