2011年6月14日から1週間に約1回の頻度で、継続的にフィールド調査を行い、商品の属性及び商品構成の推移を分析して製品設計の基点及び展開方向を推測している。調査対象店舗は、新宿「ZARA」店と比較するために新宿「H&M」店。その他、不定期ではあるが、大阪梅田店、心斎橋店。さらにソウル(明洞 ミョンドン、新沙 シンサ)、上海(長寧店 Cang Ning dian チャンディディ 龍之夢、 准海路 Hiai Hai Lu ワイファイルー 路面店 、紅口 Hong Kow ホンコウ 龍之夢)でも調査を行った。その結果、グローバルファストファッションは単なる即時流行追随のみが事業のポイントではなく、多くの在庫を持ちSKUで単品管理するも、管理的にはアイテムより下位、型よりは上位のターム「テーマ」を設定して、設計と店舗の連携を図るとともに、製造工程では大ロット化のメリット確保のために、テーマを超え、アイテムに集約することを長期に渡るフィールド調査から推察した。