その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 宮武 恵子
氏名(カナ) ミヤタケ ケイコ
氏名(英語) Miyatake Keiko
所属 大学 家政
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

翻訳書、学会発表、講演、作品等の名称

ファストファッションに想定しうる製品設計プロセス―「ZARA」を事例として ―

単・共の別

単著

発行又は発表の年月

2012/08

その他の分類

学会発表

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

日本感性学会

概要

本研究では、ファストファッションの製品設計・製造の実態を明らかにすることを目的とした。研究の方法論として、まずは「ZARA」を基点に「H&M」との対比を含め、分析を行い商品企画のプロセスについてフィールド調査を基に考察した。また、設計及び製造については、「ZARA」「H&M」両ブランドの試料および「ZARA」の商品属性から選択した試料のリバースエンジニアリングを行い、その過程の実態を明らかにしていく。その結果、商品属性「ファッション」については、コレクション・デザイナーの作品をアイディア基点として、店舗展開される同時期に商品を提供し、デザインの方向を発見した際には徹底してそのディテールを反映している実態が明確になった。また、リバースエンジニアリングの結果から、視覚的効果を狙える部分については、デザインを重視している。が、表面的なデザインに表れない部分について、資材や縫製工程において仕様等の簡素化の工夫がなされている実態が理解できた。