本研究では、絶対的なブランド価値を落とさないミラノ・プレタポルテの製品設計の概要に沿って、対象ブランド(本研究では、「Dolce and Gabbana」)を想定して、二つの視点で研究を進めた。一つ目の視点では、ソフト面として、同ブランドのスティリスタとして仮想をたてて2010年の秋冬に同ブランドが提供すると想像できるデザイン提案をすることを目的とした。二つ目の視点では、ハード面として、発想したデザインを日本とイタリアで商品サンプルを組み立てることにより、プロセスの違い(型紙・縫製)を考察する。