(博士論文)ファッション・マルチチャネルシステムへの進化過程に関する考察―ファッションSCM論を基盤にして―
宝塚造形芸術大学大学院 造形芸術科188頁
ファッションSCM(サプライチェーン・マネジメント)論を基盤にしたマルチチャネルシステムへの進化過程に関して理論的及び実証的に考察した。ファッション産業の変化について歴史的に考察し、「統合化されたマーチャンダイジング論」の理論的抽出を導きだした。消費者の「取り揃え行動」を起点としたファッションSCM論の概念を明らかにした。研究方法は、2年半の間、毎週店頭の商品企画やデザイン展開についてフィールド調査を行いSCM論の枠組みにおける仮説の検証を行なった。