従来のファッション行動研究の成果にエモーショナルな要因を包括した消費者文化概念を加えてファッション消費者行動の枠組みを提案した。研究方法は、先行研究及び文献調査を中心に概念を深めていき、「かわいい論」の位置づけをパーソナル・テーストの視点で分析した。さらにファッション産業界においての「クリエイティブ・ディレクター」の専門性に注目し、その重要性とプランニング・プロセスの枠組みを明らかにした。共同研究として議論をしながら論文として体系化した。担当した部分は「クリエイティブ・ディレクター」の専門性について主となり議論をした。(菅原正博、川中美津子、宮武恵子)