デジタルメディアを利用した服装色の調査・分析手法の開発を目的とし、画像データから服装色を抽出し、3次元色空間上に分布が可視化されるソフトウェアを開発し、服装色の傾向分析に活かすことを意図した。調査期間は2009年1~12月の12ヶ月とし、原宿・渋谷・銀座の街頭で写真を撮影した。RGB色空間に服装色を可視化させるソフトウェアの開発にあたり服装色に特化した集計が出来ることをめざし、MathWorks社の数値解析ソフトウェアMATLABを用い2種のプログラムgetcolorおよびvisualizeを作成した。この結果、服装色はblack(0 0 0)からwhite(255 255 255)に向かって右上がりの軌跡を示し,無彩色が連続して支持されるなど、服装色独自の色分布が明らかとなった。 共同発表者:渡辺明日香・城一夫・小西克巳