女子学生のファッション意識と靴選択の相関性について、質問紙法による回答を因子分析した結果、流行重視、個性重視、機能重視、質実重視の4因子が抽出された。靴選択において、デザイン、履き心地、価格が重視され、ブランドの評価が低い。ファッション意識の各因子と靴の選択基準との関係で統計的な有意差のあったものは、流行重視因子における価格、ブランド、話題性・流行、および個性重視因子における話題性・流行、質実重視における価格であり、靴選択では、ブランドを重要視しないことを意味している。他方、プラス群、マイナス群ともに評価点が高かったものは、デザイン、履き心地であることが分かった。 pp.1~9 共著者:穂川茉莉子・渡辺明日香