皮膚組織へ蓄積したAdvance Glycation End-Products(AGE)を測定することで非侵襲的に体内のAGE蓄積量を評価することがかのうであるが、特に日本人の若年層のデータは少なく、中高齢者等の測定データとの比較対象となる値がない。そこで若年層におけるAGE値と、AGE値と関係があるといわれる食習慣について調べた。AGE値の差は見られず、ほぼ年相応の数値を示した。食事の摂取状況の違いによる影響も見られなかった。これらの結果から、今後も継続的なデータ収集が必要であるが、AGEs蓄積量が高値を示す傾向にある中高齢者の比較対象となる若年層の値として有用できる可能性を示唆した。