(ポスター発表)地域社会連携の
成果情報の発信に学生が携わる方
法やデザイン教育的可能性を探る
取り組みについて。
日本デザイン学会 第
66回春季研究発表大会
日本デザイン学会研究
発表大会概要集 2019
年 66 巻 PB-52 発行
日: 2019年
近年、「地域社会連携」の取り組みが各種情報媒体で取り上げられる機会が増えている。自治体や企業にとどまらず、大学などの教育機関においても、様々な地域と協定を結び、地域振興、人材の育成、教育・学術研究の推進のため、協力して連携事業が盛んに行われている。こうした地域社会連携事業の成果情報を、ソーシャルメディアとの連携を駆使しWebサイトから盛んに発信している教育機関も多いが、一方では事業の情報提供が断片的なものにとどまってしまうケースも少なくない。
一般に、大学における地域社会連携事業では、大学内外の様々な繋がりをもって、双方向に段階的に積み重ねてモノ・コトが進み、取り組みが行われていると考えられる。しかし、成果のアウトプットに焦点を当ててみた場合、その場限りの情報発信で終始してしまうのでは、そもそもの本題である地域社会連携の継続的な発展、および理解の深耕は難しいと考える。この課題意識から、大学等の教育機関において、地域社会連携の成果情報の発信に学生が携わる方法についてデザイン教育的可能性を探る取り組みを行ったので、ここで報告を行う。