神保町グルメかるたプロジェクト
田中 裕子, 林田 廣伸
2020 年 25 巻 1 号 pp.76~81
https://doi.org/10.11247/adrjssd.25.1_1_76
発行日: 2020/03/31
公開日: 2020/03/27
抄録
地域活性化を目的としたイベントおよびそのツール類を統合的に企画、デザイン制作した。共立女子大学家政学部建築・デザイン学科デザインコースでは、地域社会への働きかけを目標の一つに演習に取り組んでいる。その成果として提案された「神保町グルメかるた」施策は、東京都千代田区の神田神保町(以下、神保町)の関係者から好評を得て、かるたの製品化とイベントの実施に至った。
本施策は、地域に軒を連ねる個人飲食店への着目と、周遊と収集という着想による独自制作のかるたが、その骨子となっている。また、デザイン制作したツールの統合的活用の実例として、かるた大会など地域の当事者を巻き込んだイベントも複数回にわたり開催した。
本稿では、本プロジェクトの実現までの取り組みと、その成果について紹介する。
引用文献 (1)
- 1) 田中裕子,林田廣伸.共立女子大学におけるグラフィックデザイン教育の実践:神保町周辺活性化デザイン計画(提案)2016.共立女子大学家政学部紀要64号 2018年 P93-107