成人女性20名(若年10名、中年10名)の人体表面圧縮変形量と皮下脂肪厚を測定し、両者の関係を部位別、年齢別に分析した。その結果、若年・中年女性とも、圧縮変形量、皮下脂肪厚において被験者間、部位間に有意な差があった。若年・中年女性とも、圧縮変形量は、乳頭部、前面胸部下から腹部、前後腋窩部、臀部、上腕後面、大腿部内側で大きい傾向を示した。中年女性のこれらの部位の圧縮変形量は若年女性より大きく、年齢による違いが示された。皮下脂肪厚測定値は圧縮変形量とほぼ同様の傾向にあり、両者間の関係が示唆された。丸田直美,斉藤秀子,薩本弥生,諸岡晴美