群馬県高崎市と山梨県甲府市において2014年秋から2015年夏までの1年間(11月、2月、4月、8月の合計4回)、スーパーマーケットを訪れた高齢者述べ766名(男性223名、女性543名)の写真撮影を行い、その外衣から季節別衣服着用率を分析した。また一部内部衣服に関して調査し着衣量(clo値)の推定を行った。着装傾向は2都市で差は見られず、女性におけるパンツ着用、すべての季節での帽子着用など高齢者特有の着装傾向がみられた。1年間の推定clo値は2001~2002年に行った新宿での結果と比較して大きな差はみられなかった。内田幸子,丸田直美,斉藤秀子,田村照子