2014-2015に関東地区で計測された成人男性のデータをもとに、現在の男性の年齢層別体型の特徴について分析を行った。被験者は関東在住の180名(18‐25才:49名、25‐35才:24名、35‐45才:15名、45‐55才:26名、55‐65才:25名、65‐75才:31名、75才以上:10名)である。全被験者の計測データの平均値に対する関係偏差から見ると、高度項目は35-45才、横径・厚径並びに周径項目は45-55才が最も大きいことが示された。35才までを若年層、35~65才を中年層、65歳以上を高年層とすると、高径項目は若年層が中年層より低値の傾向を示し、若年層は厚みのない腕・脚・手・足の長い体型、中年層がほぼすべての項目で大型、高年層は厚径と腹部周辺の周径のみ大きく、その他の項目はすべて小さい、小柄で体の厚みの大きい体型が顕著に示された。小柴知子,丸田直美,渡部洵子,倉みゆき