その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 丸田 直美
氏名(カナ) マルタ ナオミ
氏名(英語) Maruta Naomi
所属 大学
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

翻訳書、学会発表、講演、作品等の名称

2014-2016全国人体計測データにみる成人男子の年齢層別体型変化 ―JIS1992-1994及びHQL2004-2006データとの比較―

単・共の別

共著

発行又は発表の年月

2018/05

その他の分類

学会発表

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

日本家政学会 第70回年次大会 (日本女子大学)

概要

2014-2016年全国規模で実施された成人男子の人体計測データから、現在の男性の年齢層別体型の特徴を明らかにし、10年前、20年前の全国データと比較して、その変容を詳らかにし、アパレル製品のサイズ設計への指針を得ることを目的とした。
計測方法はマルチン計測器および巻尺による手計測で、計測は50項目である。被験者は18.3‐83.7才の成人男性計1567名で、計測は2014―2016年に科研費基盤研究(A)25242010「アパレルの質と国際競争力向上の基盤となる日本人の人体計測データの構築と多角的分析」(代表 大塚美智子)により、関東、関西、九州で実施された。
その結果、全国データの年齢層別平均値から、高度・長さ項目は25~30歳代、周径・横径は50歳代、厚径は60歳代が最も大きいことが示された。年齢層別体型の特徴としては、20~25歳はウエスト位置が高く、脚が長く、手足が大で、いかり肩、25~30歳代は骨格、特に背肩付近が大、30~40歳代は胴長傾向、40~50歳代は上半身横径、60~70~80歳代は厚径が大きいことが示された。年齢層別変化は、JIS1992-19941とHQL2004-2006の10年間の変化に比べ、本データとHQL2004-2006との直近10年間は差が少なく、青年層の高身長化傾向は止まったことが明らかとなったが、特に中年層での腰部厚径の減少が顕著であった。