女子大生の日常生活における習慣やくせなどが体形や姿勢に及ぼす影響についてアンケート調査と三次元人体計測データを用いて検討することを目的とした。
被験者は、東京都内の女子大学に在学する学生229名(18~22歳)を対象とした。内訳は、平成27年は37名、平成28年は50名、平成29年は78名、平成30年は64名である。
スマートフォンの使用時間は1時間以内から12時間以上まで分布し、平均使用時間は5時間であった。ヒールの着用に関しては、いつもヒールの靴を履く学生が17%、時々履くが53%、ほとんどはかないが30%であった。ヒールの高さは3~5cmが一番多く42%だったが、10㎝以上のヒールをはくものもいた。足を組む習慣は、時々組むが多く42%だった。組み方は、右足を上に組むが多く56%であった。バッグを肩にかける場合、常に右側が58%、常に左側が18%であった。
三次元計測データを用いて、スマートフォンの使用時間別(2時間以下と10時間以上)に身長要因を排除した平均形状を作成し比較した結果、スマートフォン使用時間の多い学生の方が第7頸椎から第一頸椎にかけての頸部後面の前傾が大きい傾向がみられた。頸椎点から肩先点にかけての肩の巻き込みには差はみられなかった。ヒール着用の有無においてはヒールを着用するグループの方が仙骨傾斜角大きくなる傾向がみられた。