中年女性のバーチャルボディ作成のための体型分析 ―胸部形状を中心に―
日本衣服学会第71回年次大会
衣服設計のためのボディ(人台)には、体型形状をそのままに使用するのではなく、下着による体型補正効果や着込み分としてのゆるみ量を考慮することが必要である。そこで、本研究では、胸部形状に焦点をあて、40~59歳の女性を5歳間隔で分類して、ヌードに近い着装と日常の下着を着用した2つの三次元計測データを比較し、ボディ(人台)作成に必要な考慮すべき要素を探求することを目的とした。その結果各群における下着の種類により偏りも見られ、下着の選択が胸部形状に影響を与えることが確認できた。