Children's Case-marking of Subjects
「国士舘大学教養論集」28号(国士舘大学教養学会編)
英語を母語とする1歳から3歳までの子供の発話における主語代名詞の格表示に関する研究。大人の文法では[+Agr][+Tense]が主格の照合を行うのに対し、子供の文法では主格の照合は[+Agr]のみが行うと分析。さらに子供の代名詞の体系は主格・所有格・目的格の3分法ではなく所有格・非所有格の2分法であり、子供は代名詞Iを[φ]+[ai]と代名詞myを[m]+[ai]と分析することによって両者を主格として用いていると主張。pp.1-10