画家の絵筆は踊る――『灯台へ』における視覚の現象学
日本ヴァージニア・ウルフ協会第29回全国大会
『灯台へ』第3部において前景化される画家リリー・ブリスコウの創作活動の身体性を、モーリス・メルロ=ポンティの哲学を援用しながら読み解き、第1部における男性の眼差しに対しいかに抵抗の場を形成しているか論じた。