横浜市立大学医学部看護学科講義演習。准教授。
「地域看護活動論I」(現「地域看護方法論I」)
(必修:学生数約100名)
地域看護活動の基礎となるアセスメントと支援技術(保健指導・健康教育・健康相談・家庭訪問)について教授している。理論を実践的理解につなげるため視聴覚教材やロールプレイを取り入れている。ロールプレイでは詳細な対象・状況設定を行い、アセスメントを実践させるとともに、学習した保健行動理論を適用し、保健師役は自身の計画した保健指導計画を実施した。対象者役は、保健師役には提供しない本心情報を提供し、それに基づき対応した。実施後のレポートでは、対象者の本心を引き出し、適切な保健指導を行う上での、面接技術の重要さ、対象主体の指導の意味、プロセスの中でのアセスメント・計画修正の繰り返しの必要性等の理解が深化したとの記述が多く見られた。
なお、本科目については、科目責任者として、学科開設時に、講義概要、並びにシラバスを作成した。また、毎年講義構成の検討、評価を行っている。(以下同様)