田口(袴田)理恵、三嶋明日香、永原幸、新家眞、上原譽志夫
(内容)、加齢や血圧上昇に伴い観察される網膜循環血行動態の変化が血圧上昇と成因的に関連しているか検討するため、2種類の作用機序の異なる薬剤による網膜循環血行動態の変化を解析した。Ca拮抗薬、ACE阻害薬治療群ともに3ヶ月の治療後、有意な血圧の低下と血流速度の低下を認めたが、動脈径の拡張率は血管拡張を主作用とするCa拮抗薬治療群で高く、本網膜循環血行動態の諸指標は、血圧変化の諸要因を的確に反映していることが示された。
(分担)対象者のリクルート、血圧測定、データ解析、抄録作成、発表。