東京大学における医学部進学予定者の抗体検査.

第42回全国大学保健管理研究集会、大阪

Campus Health
42(1), 176.

真壁香、高見沢聡美、田口(袴田)理恵、関根早苗、鈴木順一、安東克之、上原譽志夫、豊岡照彦

（内容）近年、医療系学生に対する臨床実習前の感染予防対策として抗体検査等を行う大学が報告されるようになってきた。我々の大学においても、その重要性に鑑み、小児期感染症（麻疹、風疹、水痘、ムウプス）とB型肝炎に対する抗体検査とワクチン接種を導入したので、その成績について報告した。抗体検査の結果、小児期感染症、B型肝炎ともに、生まれ年が若い者ほど抗体保有率が低くなる傾向が認められた。B型肝炎に関しては抗体保有率は極めて低く、ワクチン接種の重要性が示された。

（分担）データ収集、研究・抄録作成・発表指導。