田口(袴田)理恵・翻訳、豊岡照彦・監修
(内容)本論文は冠動脈疾患を有する高血圧患者を対象にCa拮抗薬(ベラパミル)治療群と非Ca拮抗薬(アテノロール)治療群について1次エンドポイントを死亡率、心血管イベント罹患率、血圧コントロール状況とし、治療効果を比較した大規模臨床試験INVESTの成績報告である。平均2.7年間の追跡期間において、ベラパミル/トランドラプリル治療群とアテノロール/チアジド系利尿薬治療群では1次エンドポイントの成績に有意差がなく、同等の治療効果が認められた。
(分担)全文の翻訳。