StatinによるTh1/Th2分化抑制と腎糸球体障害についての検討.
第33回 日本免疫学会総会学術集会、福岡
田口(袴田)理恵、栗林景容、沼部敦司、上原譽志夫、加藤琢磨(内容)コレステロールの代謝阻害薬(スタチン)が抗炎症作用を有することが多くの大規模臨床試験から示唆されていることから、動脈硬化進展に重要な働きをする炎症性細胞(Th1)への影響を調べたところ、スタチンはCD4T細胞のTh1細胞への分化を抑制するのみならず、Th2分化を促進することが明らかになった。また免疫誘導性腎炎におけるメザンジウム細胞の増殖を低下させることが示された。(分担)全ての実験とデータ解析。抄録作成、発表。