板垣早苗、鈴木順一、田口(袴田)理恵、木谷誠一、石川隆、上原誉志夫、豊岡照彦
(内容)社会的にC型肝炎が問題となるも、当時C型肝炎スクリーニングは法整備化されていなかった。我々は、試験的に職員健診時にHCV抗体検査を導入し評価を行った。その結果、HCV抗体陽性者のうち約60%は肝機能正常であり、HCV抗体検査による直接的なスクリーニングの必要性が確認された。さらにHCV抗体境界域においてもHCV-RNA陽性者が散見され、C型肝炎抗体検査の職員健診導入の意義と判定方法について示唆を与えた。
(分担)研究・抄録作成・発表指導。