StatinによるTh1細胞分化抑制についての検討.
第32回 日本免疫学会総会学術集会、東京
田口(袴田)理恵、栗林景容、上原譽志夫、加藤琢磨(内容)コレステロールの代謝阻害薬(スタチン)は動脈硬化を抑制するが、この効果は血清コレステロール低下作用と独立しても認められることが報告されており、その抗炎症作用が注目されている。コレステロール代謝は多くの細胞の増殖、機能発現に関与していることから、動脈硬化進展に重要な働きをする炎症性細胞(Th1)への影響を調べたところ、スタチンはCD4T細胞のTh1細胞への分化を抑制することが示された。(分担)全ての実験とデータ解析。抄録作成、発表。